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らんちゅう飼育

らんちゅうの繁殖日誌2021(採卵~第1回選別)

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らんちゅうの繁殖日誌2021、もっと頻繁に細かくアップデートしようと考えていたのですが

産卵の状況がイマイチ良くなかったこと(産卵した卵が少なく、無精卵が多かったこと)

水の汚れが予想外に酷かったり、天候不順で、しっかり観察できなかったり、なにより写真の撮影が上手くできなかったことから、途中でのアップデートを諦め、遅めの第1回選別に至ってしまいました。

 

産卵後2日目

産卵後2日目くらいになると、無精卵に白くカビが生えて目立ってきます。

無精卵は目立つので、ほとんど無精卵じゃないかって気になりますが、孵化してみると意外と有精卵も多いことが多いのですが、なんか今回は大丈夫かイマイチ不安です。

カビが生えた金魚の無精卵
無精卵は産卵後2日位すると白いカビが生えて目立ってきます。

産卵巣をあまりいじくると有精卵に悪影響があるといけないので私は無精卵はそのまま放置します。

金魚の卵(有精卵)

金魚の有精卵
有精卵の方は次第に飴色になっていきます・

孵化直前には稚魚の目玉や形がはっきり見えてきます。


孵化

4月27日(火)と4月28日(水)にそれぞれ産卵し卵ですが卵ですが

4月27日組は5月2日(日)に孵化(孵化まで5日)、産卵から2、3日は天候が良かったため水温も20度越えでしたから予定よりやや早く孵化しました。

4月28日組は、後半天候不順と水温低下で孵化まで意外と日数がかかり5月5日(水)に孵化(孵化までに7日)

孵化直後のらんちゅうの針仔

孵化したばかりのランチュウの針仔は産卵巣や壁にしがみついていてあまり動きません。

孵化後1.5日くらいたつと泳ぎ出すので、産卵巣をそっと揺らしながら引き上げます。一気に引き上げると産卵巣の間に稚魚がくっついたまま出てきたりしますので気をつけます。

孵化直後の稚魚は体調5mmほどで髪の毛ほどの太さなので、よく見ないと見えにくいと思います。

 

孵化後の餌

孵化直後の餌としてはブラインシュリンプが最適だと思います。

稚魚でもしっかり食べる事が出来ますし、安定して供給することができます。

大人のミジンコは孵化直後の稚魚には大きすぎて食べられないことから、成長に差が出るので、最初はブラインシュリンプが良いと思います。もっとも、ミジンコは稚魚が入っている容器の中で生きていて繁殖もするので(ブラインシュリンプはすぐに死んでしまって、底の方にヘドロのようにたまっていきます)ミジンコも一緒に与えていきます。

 

また、ミジンコを自家繁殖させていますが、繁殖にムラがあったり天候不順で突然増えなくなったりするので、ミジンコだけに頼るわけにも生きません。

以前はお金もかかることからブラインシュリンプは1週間くらいで切り上げていましたが、やはり成長に差が出てくることがあるので2週間程度はブラインシュリンプを与えた方が良いかもしれません

動かない人工エサは最初はなかなか餌として認識しないので私の場合は孵化後10日後くらいしてから徐々に与えて慣れさせるようにします。

最終的には人工エサに切り替える必要がありますから、食いつきが悪くても少しずつ与えていきます。

 

ブラインシュリンプの卵
ブラインシュリンプの卵

孵化したブラインシュリンプ
孵化したブラインシュリンプ

自家繁殖したミジンコ
自家繁殖したミジンコ

 

第1回選別

今年はかなり稚魚の数が少ないと思っていましたが選別のためにタライに集めてみると結構数はいました。

選別は5月2日孵化組が5月18日(火)(孵化後16日)

5月5日孵化組が5月19日(水)(孵化後14日)になりました。

孵化後2週目の稚魚
選別中の稚魚

 

体長は12~13mmほど、尾もらんちゅうらしくなってきました。

孵化後2週目のらんちゅうの稚魚

 

選別について

選別について思いつくことをアレコレ

数を減らさないと稚魚は成長しない

始めてらんちゅうの繁殖に挑戦したときのことですが、プラ舟に3000匹くらい稚魚が孵化したのは良いのですが、何とか良魚を残したいと考え、ある程度大きくなってから選別しようと考えていたところ、いつまでたっても稚魚は大きくならず、次第に病気になっていき、結局全滅させてしまった経験があります。

あまりにも密度が大きいと、いくら餌をやってもらんちゅうは大きくなりません、逆に数を減らせば減らすほど、飼育スペースに合わせて成長するというのが実感です。

 

ですから、選別を繰り返す度に思い切って、選別して数を減らしていく必要があります。結局、数百匹、数千匹の稚魚がいたとしても、最終的に大きくなってから飼育できるらんちゅうの数は数匹になります。

百匹に1匹残る程度ですから、少しでも欠陥があればあまり迷わずはねてしまった方が良いです。

 

人によっては、稚魚の数が多すぎて選別しきらない場合は何も迷わず、単純に半分だけ残すという方法をとる人もいます。

ただし、稚魚の数が極端に少なくなってしまうとエサの食いつきが悪くなったり、稚魚のストレスが増えたり、何より餌の食べ残しなどで(餌をやっても稚魚の食べる餌の量は結構少ない)水質が悪化しますから、減らす割合は、飼育環境に合わせて適度に減らしていく方がよいでしょう。

 

選別でハネる基準

らんちゅうは大きくなれば欠陥がはっきり出てきますが孵化後2週間ではまだよく分からないことも多いと思います。

そこで第1回目の選別(ハネる稚魚)の基準としては

・成長が極単に悪い

成長の悪い稚魚は、どこかに欠陥(口が曲がっていたり、背骨が折れ曲がっていたり)があることも多く、あるいは今後の飼育の邪魔になることも多いです。

余裕があれば成長の度合いで飼育容器を分けても良いですが、稚魚の段階の成長の悪い物は得てして良い結果は少ないと思います。

 

・背が折れ曲がっていたり明らかに奇形のもの

 

・フナ尾やスボ尾のもの

2週間もすればらんちゅうらしい三尾になって来ると思います。

この段階でフナ尾(横に広がって居らずフナのような形をした尾)やスボ尾(いちおう三尾になっているけれども、たたみかけた傘のようにすぼみかけているもの)は上から見てもはっきり分かると思いますのではねてしまいます。

 

スボ尾のらんちゅうの稚魚
フナ尾のらんちゅうの稚魚
奇形のらんちゅうの稚魚
成長が遅いらんちゅうの稚魚

 

 

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