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らんちゅう4月の飼育管理(屋外飼育)

らんちゅう飼育

 

 

4月になれば暖かい日も続き、らんちゅうの動きも活発になってきます。

特に4月は繁殖の時期ですから、飼育管理にも細心の注意が必要です。

4月のらんちゅう飼育の注意事項などについて解説します。

 

 

 

水替え

4月になれば、らんちゅうの活動も活発になり、餌もよく食べるようになるため、青水が濃くなるのも早く水替えの回数も増えることと思います。

水替えの回数を増やし、新水が多くなれば、らんちゅうの発情も進み、産卵の時期を迎えます。

 

この時期、あまりにも水替えの頻度が早く、新水に近い状態で飼育していると、オスメスの発情のタイミングが合わなかったり、メスだけで無精卵を生んでしまったりということがありますから、なるべく良好な青水状態を長めに維持するようにします。

この時期の水替えは新水を7~8割になるようにします。


オスメスは別々に飼育する

2歳魚以上になればオスメス別に飼育することが望ましいですが、やむを得ない場合、オスメス一緒に飼育しているケースもあるかと思います。

しかし、繁殖を直前に控えたこの時期だけはオスメスを別に分けておいた方が良いでしょう。

 

オスメスを一緒にしておくと、たいがいオスの方が早めに発情しますから、興奮したオスがメスを追いかけて、追いかけられたメスが疲れ切ったり、

たたきの場合、セメントの側面にメスがオスに押しつけられてウロコが剥がれたり、身体に傷を負ったりすることがあります。

また、予定外の時に、産卵巣もないところで産卵してしまうと、卵の処理が面倒になったり、上手くふ化させられない場合も出てきます。

 

 

繁殖を踏まえた飼育

4月というのは、繁殖を考えると非常に飼育が難しい時期でもあります。

3月に冬眠から起こしたときは、長い冬眠で、体力や体重も落ちていますし、消化器などの働きも鈍っています。

そこから少しずつ、通常の状態に戻しつつ、繁殖に耐えるよう体力を向上させたり、発情を促すように健康な状態に持っていく必要があります。

しかも、冬眠から覚めてから、繁殖の時期までというのは意外と短く、あっという間に産卵の時期を迎えてしまいますから、モタモタしていると繁殖のタイミングを逃してしまうことになりかねません。

 

繁殖の前の飼育管理

ポイントとしては、3月に冬眠から覚めて、衰えた体力を回復させるために、水温の上昇と共に、餌の量も増やしてきたと思いますが、産卵させる数日前には、エサは控え気味にします。

エサをたっぷりとやり過ぎていると活動が低調になり、運動不足で産卵がうまく行かないことがあるのと、ある程度、エサが少なめの状態ですと発情が進みます。

 

特に産卵予定日の前日からはエサをやらない方が良いでしょう。水が汚れたり、満腹だと産卵行動が緩慢になったり、激しい産卵時の運動で体調を崩してしまうことがあります。

また産卵前は、なるべく青水で飼育し、刺激しすぎないようにします。

 

この時期は親魚の管理もしっかりして、上手く産卵に導いていく必要もありますし、その合間を縫って、産卵用の舟や池、あるいは生まれてきた稚魚を育てるための準備も必要ですから忙しくなってきます。

 

らんちゅうの繁殖(産卵)

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