出雲ナンキンはらんちゅうタイプの金魚ですが頭部や肉瘤が発達しておらず、琉金の頭にらんちゅうの胴体をつなげたような体系になっています。
出雲ナンキンは島根県の天然記念物となっており、高知の土佐金、愛知のロクリン(ジキン)とともに3大地金の一つに数えられています。
出雲ナンキンの特徴
頭部が小さく、肉瘤は出ません
背びれはなく4つ尾、目先が細長く目幅が狭い
体色に関しては、他の金魚と違って白勝ちの更紗が好まれます。
品評会では容姿に優れた上品さが求められ
・口先が小さい
・目幅が狭く長い
・腹部は丸く左右均等
が審査基準になります。
梅酢などを使って人口調色を行い人工的に白勝ちにしたり、模様を変えたりすることもあります。
飼 育
らんちゅうとほぼ同様で良いと思いますが、体質的にはらんちゅうより弱い感じがします。
単独飼いだと、エサの食いつきが悪く成長に悪影響があるのでなるべく多数で飼育するほうが良い結果が出るといわれています。
入 手
以前に比べれば市場に出回るようになってきていますが、通常のショップなどで販売されていることは少ないです。
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