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らんちゅう(蘭鋳)

投稿日:2018年3月30日 更新日:

 

らんちゅうといえばKing of Kingyo

愛好家も多く、良い個体を作るのが難しいという意味で、飼育の難易度も高くなっています。

らんちゅうは何といっても背びれのない独特の丸い体形がかわいらしく、各地で同好会などが作られています。

 

 

らんちゅう

 

らんちゅうとは

らんちゅうは背びれが無く、丸いずんぐりした体型で、頭部に肉瘤があるのが特長です。

各ヒレが小さく、大きく広がるものは良くない個体とされます。

 

協会系と宇野系

協会系

明治期に東京の初代石川亀吉氏が作出した個体が基礎となっていて、各地で品評会や観賞会が行われ、愛好会も結成されています。

全日本らんちゅう連盟(1941年設立)によって石川家は「らんちゅうの宗家」の称号を贈られていて、石川亀吉のランチュウに連なる系列を日本らんちゅう協会(1951年設立)が基準としたために「協会系」あるいは「宗家系」と呼ばれます。

比較的がっちりした体形で、均整が取れており、泳ぎが美しいものを高く評価します。

 

宇野系

京都の陶芸家宇野仁松氏(1864年-1937年)が独自の審美眼により基準を確立したもので

宇野系と呼ばれるらんちゅうは肉留の発達と色彩の美しさを重視し、協会系のがっちりした体形のものはあまり好まれません


らんちゅう

 

らんちゅうの飼育

らんちゅうは比較的容易に入手出来るものの

ホームセンターや一般のペットショップで販売されているものの多くは、マニアからみればハネものレベルのものが多く

良質なものは、愛好家から直接分けてもらうか、愛知の弥富や奈良の大和郡山などの産地に行くか、あるいは通販などで高額の値段で購入する必要があります。

らんちゅうの飼育自体はそれほど難しくはありません

 

と言っても、和金や琉金などではなんともないような水質の僅かな悪化でも体調を崩すことがあり、より慎重に飼育する必要があります。

また、ただ育てるだけではなく、美しい体型に育てたり、肉留を発達させるためには、経験と知識が必要であり

そういう意味では奥が深く、飼育も難しいと言えるかもしれません。

 

らんちゅう

屋内の水槽飼育での肉留の発達は難しい

らんちゅうの肉留を発達させるためには、屋外飼育が有利になります。

屋外飼育では日中と夜の寒暖差、あるいは季節による寒暖差により、らんちゅうの体が、脂肪をため込もうとするメカニズムが働きやすく

また、屋外ならではの青水や日光量なども関係があるとされていて

 

屋内の水槽飼育ではなかなか肉留の発達は期待出来ない場合が多いです。

もちろん肉留の発達には個体の素質や遺伝などの影響も大きく関わってきます。

 

 

たたき池
大和郡山の養魚場のたたき池

らんちゅうの飼育環境

一般的にはたたきと呼ばれる、コンクリート製の四角の池で飼育されることが多いです。

水深は15~30cm程度
(水深が深いと肉留の発達が悪くなったり、体形が悪くなったりするといわれています)

 

あるいはプラ舟と呼ばれる、左官屋さんがコンクリートを練ったりするために使う、底の浅い容器を使う事があります。

プラ舟と似た形のらんちゅう飼育用の専用の容器が販売されていることもあります。

通常の水槽で屋外やベランダで飼育することも可能です。

 

水槽は60cm水槽あるいは90cm水槽(以上)を選びます。

30cmとか45cm水槽でのらんちゅう飼育は無理です。
(他の金魚でも60cm水槽以上が適しています)

 

 

 

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